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人間が整えた場所で繁殖 開発に待ったかける? コアジサシ保護どうする

生まれたばかりのヒナにエサの小魚をやるコアジサシ=東京都大田区の森ケ崎水再生センターで2015年6月13日、後藤由耶撮影

 絶滅危惧種の渡り鳥・コアジサシが、用地造成工事が行われている埋め立て地などで営巣する事例が相次いでいる。砂浜や河原など繁殖に適した自然環境が減っているためとみられる。生息地が開発で脅かされる中、繁殖地を保全する動きも出ている。【宮川佐知子】

大阪万博予定地で繁殖活動

 コアジサシは、全長25センチ前後のカモメ科の水鳥で、黒い頭部、灰色の背が特徴。日本には4月ごろ飛来し、9月ごろ南半球へ渡っていく。環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類される。

 本来は、海岸や河川敷にコロニー(集団営巣地)を作る。土や砂利がむき出しになった裸地(らち)を好み、工事が始まる前の更地や空港で繁殖することもある。国内では5000~1万のつがいが生息していると推定され、繁殖状況を調査した環境省の2011年度の報告書によると、営巣が確認された55地点のうち、45%を造成地や屋上などの人工地形が占めた。

 卵やヒナに危害を与えることは鳥獣保護法で禁じられており、開発予定地やその周辺では、営巣しないよう事前の対策が必要だ。…

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