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峠のトンネル群と港の鉄道遺跡・日本遺産

/5 旧中ノ郷駅(滋賀県長浜市) 往時のにぎわい今に伝え /福井

駅標のレプリカが立つ旧中ノ郷駅跡。レプリカには「中之郷」とあるが、正しい駅名は「中ノ郷」=滋賀県長浜市余呉町中之郷で2020年8月2日午後1時8分、若本和夫撮影

 滋賀県長浜市余呉町中之郷の国道365号沿いにひっそりとたたずむ「中之郷」と書かれた駅標のレプリカ。旧北陸線・中ノ郷駅のプラットホームがあった場所で、現在の国道がかつての鉄道だった。駅は東京五輪があった1964(昭和39)年まで利用されていた。

 中ノ郷駅は1882(明治15)年に開設した。柳ケ瀬トンネル開通後は、急勾配の坂を越えるための補助機関車を付ける駅として、全ての列車が停車。大勢の人や物資でにぎわい、地元の人たちは「敦賀―長浜間で最大の駅」と誇りにしていた。

 しかし1957(昭和32)年、木ノ本―敦賀間の北陸線は近江塩津経由の新線に切り替えられ、中ノ郷駅を経由する旧線は柳ケ瀬線(支線)に格下げ。通勤通学の時間帯は定員をはるかに上回る乗客で混雑したが、100円の営業収入を得るのに必要な費用を示す営業係数が1000を超える赤字路線となった。地元住民は柳ケ瀬線存置運動を繰り広げたが、64年に廃線となり、駅も廃止された。

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