安倍晋三首相が28日辞任を表明した。新型コロナウイルスや経済復興といった課題が地方でも山積している中での辞任。県民からも政策への評価や次のリーダー像などさまざまな声が聞かれた。【木島諒子、中川祐一、松倉展人】
松山銀天街商店街(松山市)の入り口にある大型モニターでは、午後5時から記者会見の様子が映し出され、通行人らが足を止めた。市内在住の主婦(41)は「体調が悪いと言われていたので、やっぱり辞めるのかという感じ」と冷静に受け止め「『忖度(そんたく)、忖度』と言われ、あまり評判は良くないと思っていた。加計問題もうやむやなまま、『アベノマスク』もなぜ配ったのか疑問。次は忖度のないリーダーを」と望んだ。
今治市在住の自民党員の男性(72)は「春以降、コロナで皆がたいへんだったのに表に出ず、地方組織にも何のメッセージも届いていない。『安倍さんでは(政権が)持たん』という雰囲気が周囲に広がっていた」と話す。地域ではコロナ禍で収入が落ち込んでいる自営業者が深刻だと言い「何もかもが中途半端な現況を打破し、お金を出して休業補償するような抜本的コロナ対策で責任を取れるリーダーが必要だ」と危機感を強めた。
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