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「最長」のおわり

7年8カ月にわたり日本のかじ取り役を担った安倍晋三首相が辞任を表明した。安倍政権は何を残したのか。

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連載 「最長」のおわり

安倍首相辞任表明 次に進む道、探る時=主筆・小松浩

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記者会見で辞任を表明し、厳しい表情を見せる安倍晋三首相=首相官邸で28日午後5時56分、竹内幹撮影
記者会見で辞任を表明し、厳しい表情を見せる安倍晋三首相=首相官邸で28日午後5時56分、竹内幹撮影

 どんなに長く続いた政権も、いずれは終わる。唐突な辞任表明ではあったが、首相の交代劇は歴史の歩みの中で何度も繰り返されてきた、一つの節目にすぎない。第2次安倍晋三政権の7年8カ月がこの国に何をもたらし、何を失わせたのか。政局の混乱に目を奪われることなく、その功罪を受け止め、日本が次に進む道を探る時である。

 安倍政権が歴代最長となった背景には、アベノミクスの効果や国際情勢の流動化、世論の右傾化、強い野党の不在など、さまざまな理由が挙げられよう。ただしその本質は、マッチョ的な強さの誇示と、リアリズムではなかったか。

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