「としまえんは人生そのもの」 31日閉園 ベテラン従業員「最後は笑顔で」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
ジェットコースター「コークスクリュー」の発車前、「なるべく大声を出さないで」と乗客に注意を呼びかける渡辺孝一さん=東京都練馬区で2020年8月25日午後0時52分、井川諒太郎撮影
ジェットコースター「コークスクリュー」の発車前、「なるべく大声を出さないで」と乗客に注意を呼びかける渡辺孝一さん=東京都練馬区で2020年8月25日午後0時52分、井川諒太郎撮影

 1世紀近い歴史の幕を31日に閉じる遊園地「としまえん」(東京都練馬区)で、閉園を惜しむ来場者の列を感慨深く見つめる従業員がいる。42年間、主にジェットコースターの運転を担当してきた渡辺孝一さん(60)だ。「としまえんは人生そのもの。閉園は寂しいが最後まで気持ちよく楽しんでもらいたい」とかみしめるように語る。【井川諒太郎】

 閉園まで1週間となった25日。正門前には午前9時のオープンを前に入園チケットを購入する人の列ができた。1時間後には1000人超の列が敷地外まで延びた。来場者は月末に向かって日に日に増えているという。「としまえんを好きな人が多いのでしょう」。渡辺さんがはにかむ。

 埼玉県所沢市出身。高校を卒業した直後の1978年、運営会社に入社した。子どもに関われる仕事がしたかったので、幼い頃から慣れ親しんだこの遊園地で働くのは自然な成り行きだった。

 ジェットコースターに憧れ、社内ラ…

この記事は有料記事です。

残り662文字(全文1059文字)

あわせて読みたい

注目の特集