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韓国の慰安婦施設「ナヌムの家」はなぜ変質したのか 内部告発とビジネスの影

「ナヌムの家」の運営体制について問題点を指摘する官民合同調査団の宋基春団長(左)=京畿道政策ブリーフィングのオンライン中継画面より

 韓国人元慰安婦が暮らす施設を運営する福祉法人「大韓仏教曹渓宗 ナヌムの家」(京畿道(キョンギド)広州(クァンジュ)市)が寄付金横領疑惑で揺れている。疑惑は5月に職員7人が内部告発。京畿道も調査に乗り出し、運営の根本的な見直しは避けられない状況だ。1992年に発足した元慰安婦のための施設の運営は、なぜ変質してしまったのか。【ソウル堀山明子】

理事の解任命令まで踏み込んだ官民合同調査団

 専門家らと疑惑を調べた京畿道の官民合同調査団は25日に記者会見。宋基春(ソンギチュン)団長は、近く道知事に提出する最終報告で「法人理事の解任命令を出すことを提案する」と述べた。宋氏は11日の会見でも法人の自浄能力に疑問を投げかけていたが、具体的な対応に踏み込んだ。

 法人理事会は18日、2015~19年に法人が受け取った寄付金88億ウォン(約7億8000万円)のほとんどが他の施設を建設する目的で蓄財されていたとした調査団の中間報告を「事実の歪曲(わいきょく)」と批判。政府などの補助金を合わせて計算すれば、元慰安婦1人あたり年間8200万ウォン(約735万円)を支援したと反論した。

 これに対し調査団は25日の会見で、政府などの補助金と寄付金はそもそも区別して考える…

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