メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

支局長評論

下関 7年8カ月 /山口

 安倍晋三首相の突然の辞任に、13年前を思い出す人は多い。2006年9月、安倍首相は「美しい国、日本」「戦後レジームからの脱却」などの理念を掲げ、首相に就任した。だが参院選で大敗後、潰瘍性大腸炎が悪化し、わずか1年でその職を去った。

 辞任して地元・下関に帰った時だ。市中心部の大型商業施設前では沿道から声援が送られ、会場は大勢の支援者で埋まった。壇上で時折、声をつまらせる安倍首相。その姿に会場からは激励の声が相次いだという。参加した一人は当時を振り返る。「失意の底にあった安倍さんを見た時、自分たちが必要だと強く感じた。どれだけ傷ついても下関は必ず支える。そんな思いが、新しい一歩を踏み出させたと信じている」

 12年、安倍首相は政権に返り咲き、理念から経済重視などの具体的政策に方針転換した。デフレ脱却を目指す「アベノミクス」で景気回復を主導する一方、集団的自衛権を一部認める安保法制や特定秘密保護法制は、国民を二分するほどの賛否を招いた。そんな中、国政選挙では連戦連勝を重ねていく。

この記事は有料記事です。

残り376文字(全文819文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「優しく温厚。成人式で会えると…」 大阪・巻き添え死 女子学生の友人が涙

  2. 24歳兄が妹・弟を包丁で刺す 犯行後飛び降りか、兄は死亡 東京・東村山

  3. 大阪・梅田HEP FIVEで高校生転落し死亡 路上の19歳巻き添え意識不明

  4. #排除する政治~学術会議問題を考える 行革や効率性で「文句を言う人」飛ばす怖さ 菅政権の新自由主義 重田明大教授

  5. 大阪・万博記念公園の遊歩道で倒木 40代の頭を直撃、負傷 樹齢50年で腐食

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです