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九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

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回復目前でまた… 有明海のうまみ詰まった「熊本アサリ」 相次ぐ豪雨で受難

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九州豪雨で被害を受けた有明海のアサリ漁場を指し「回復の見通しが立たない」と話す田崎克さん=熊本市西区小島下町で2020年8月12日午後1時47分、吉川雄策撮影
九州豪雨で被害を受けた有明海のアサリ漁場を指し「回復の見通しが立たない」と話す田崎克さん=熊本市西区小島下町で2020年8月12日午後1時47分、吉川雄策撮影

 2016年の熊本地震による漁場被害からの回復を目指していた熊本県のアサリ漁が九州豪雨で再び大きな打撃を受けた。アサリの好漁場の有明海や八代海を抱える熊本県は全国有数の産地だが、災害のたびに土砂などが漁場に流入し漁師は頭を抱えている。

 「ほぼ毎年、大雨などで海が埋まる。他県の漁協からも『熊本のアサリはおいしい』と言われるほど自慢の品なのに」。熊本市西区の小島(おしま)漁港を拠点とする小島漁協(組合員数194人)の事務局長、田崎克(まさる)さん(29)はため息をつく。

 熊本県の18年のアサリの漁獲量は全国5位の527トン。有明海や八代海は大きな干満差で広大な干潟が形成され、複数の河川が流れ込み栄養分も豊富だ。阿蘇から有明海に流れる白川河口にある小島漁港周辺も好漁場の一つで、過去20年のピークの03年には240トンの漁獲量があった。

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