メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「最長」のおわり

かなわなかった安倍首相の宿願 なぜ、改憲の風はやんだのか

靖国神社の参拝を終えた安倍晋三首相=東京都千代田区で2013年12月26日午前11時45分、竹内幹撮影

 8月28日に退陣を表明した安倍晋三首相。経済優先を貫いて長期政権を維持したのは、第1次政権で掲げたが挫折した「戦後レジームからの脱却」を目指すためだった。憲法改正、歴史認識、靖国神社参拝。歴代最長の在任となった7年8カ月で、首相の「宿願」はどうなったのか。【野口武則】

 第2次安倍政権下で憲法改正に向けた環境が最も整ったのは2016年の夏。参院選で自民、公明両党が勝利し、おおさか維新の会(現日本維新の会)などを加えた「改憲勢力」が参院でも3分の2に達し、国会発議に必要な3分の2を衆参両院で押さえた時期だ。

 翌17年5月3日の憲法記念日。首相は改憲派の集会へのビデオメッセージでこう語った。「私たちの世代のうちに、自衛隊の存在を憲法にしっかり位置づけ、『自衛隊が違憲かもしれない』などの議論が生まれる余地をなくすべきだ。9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む考え方は国民的な議論に値する。2020年を、新しい憲法が施行される年にしたいと強く願っている」

 だがこの年2月に森友学園問題、5月には加計学園問題が公になり、政権は失速気味だった。

 もともと野党は…

この記事は有料記事です。

残り968文字(全文1452文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「誤解に基づいた意見も」 学術会議・梶田会長「正確なデータに基づく議論」訴え 会見詳報

  2. 「嵐」「鬼滅」の年賀はがきに注文殺到 日本郵便の販売サイト、つながりにくく

  3. ORICON NEWS Sexy Zone、2年半ぶり5人でライブ 松島聡が久々の“鼻の下投げキッス”

  4. 大阪市4分割コスト試算「捏造」 市財政局 2日で一変、謝罪 市長面談後

  5. 二階派幹部、車で10時間かけて地元・山口に帰ったわけは

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです