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捕手の成長を後押し 巨人・菅野の勝ち続けるだけではないすごさ

春季キャンプ中、ブルペンでの投球練習後に言葉を交わす巨人・菅野(右)と大城=宮崎市で2020年2月4日、角田直哉撮影

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 プロ野球・巨人の菅野智之投手が快投を続けている。開幕投手を務めた今季は無傷の9連勝。球団では1966年に13連勝した堀内恒夫さん以来の開幕10連勝が懸かった1日のDeNA戦(東京ドーム)は、八回途中4安打2失点で勝ち負けは付かなかったが、存在感を見せた。菅野のすごさは、バッテリーを組む後輩捕手の一本立ちを後押しするところにも表れる。

 神奈川・東海大相模高、東海大の先輩、後輩となる、捕手の大城卓三と先発バッテリーを組んだ1日は、七回まで1失点、9奪三振の力投。八回も際どいコースを攻め続けたものの、2死から連続四球を与えて降板し「投球自体は満足しているが、イニングは投げきりたかった」と振り返った。昨季は公式戦で一度もなかった大城との先発バッテリーだが、今季は既に10度目。サインに対して、時にはうなずき、時には首を振りながら、相手を封じた。

 「打てる捕手」として期待される大城。1日のDeNA戦でも先制の6号2ランを放ち菅野を援護したが、リード面は発展途上だ。そんな後輩に、菅野は開幕前の練習試合でコンビを組んだ時から「勝負したいところは勝負、低くほしいところは低く。とにかく意思表示をしっかりしてほしい」と助言を送るなど、目を掛けてきた。「少しでも吸収したい」と大城も意欲的だ。

 エースが捕手の成長を後押しする――。思い浮かぶのは球界屈指の左腕だったダイエー(現ソフトバンク)の工藤公康投手(現ソフトバンク監督)と、城島健司捕手(現ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)の関係だ。95年に入団した城島さんに、工藤監督は思う通りにサインを出させ、痛打された後にはベンチで反省点を説明したという。良い配球も、悪い配球も身をもって学んだ城島さんは球界を代表する捕手に成長。99年にはダイエーとして初の日本一に貢献した。

 27歳の大城が捕手として独り立ちすれば、戦力はさらに充実する。「エースというものは自分の成績だけではなくて、チーム全体も背負っている。大城なんかも本当に智之と組んで成長している」と宮本和知投手チーフコーチ。刺激し合って、さらなる高みを目指す。【角田直哉】

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