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わたしの居場所

自宅を「小さなお寺」に 「縁」ある人が集まる場へ 令和の新しい宗教のかたち

令和になってから宗教法人となった「倶生山慈陽院なごみ庵」の浦上哲也と妻智子。普通の民家の2階が本堂で法話会やさまざまなイベントを開く=横浜市で

 「ハイ!」。掛け声とともに笑いがはじけた。マスク越しのくぐもった音の塊が耳を打ち、本堂に反響する。「リズムを付けて、おなかから湧き出る感じで」。指導に合わせ、場の空気は熱を帯びていく。横浜市神奈川区の寺院。健康法「笑いヨガ」のイベントだ。

 男女4人の参加者と豪快に笑う主催者は、作務衣(さむえ)姿の浦上哲也(46)と、レッスン担当の智子。夫妻ともに僧侶だが、寺院といっても外からは民家にしか見えない。住宅2階の2部屋をぶちぬき、14畳の本堂にした。「倶生山(ぐしょうさん)慈陽院(じよういん)なごみ庵(あん)」。2人は、小さくて新しいこの寺の住職と、共に支える坊守(ぼうもり)なのである。

 新型コロナウイルスの感染拡大で久しぶりの行事だった。法話や写経・写仏の会も中止していたため「早く来たかった」と参加者。「ここは居心地がいいから」。他の人もうなずく。住職と坊守を囲み、休憩中もやわらかな笑い声が絶えない。

 2人とも「在家」と呼ばれる一般家庭の出身。哲也は大学を卒業後、サラリーマンになったが、仕事が合わずに退職した。その際、親戚に当たる神奈川県内の寺の住職から声を掛けられた。「坊さんになってみないか」

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