祖父の業績、一冊に 「布屋本店」上野社長 家業転換の歴史を紹介 長浜 /滋賀

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「戦後日本流通業のイノベーター」を手にする著者の上野善久さん=滋賀県長浜市八幡東町で、若本和夫撮影
「戦後日本流通業のイノベーター」を手にする著者の上野善久さん=滋賀県長浜市八幡東町で、若本和夫撮影

 長浜市が発祥の酒類販売会社「布屋本店」(東京都中央区)の社長、上野善久さん(58)が祖父、久一郎さん(1893~1965年)の事績などをまとめた「戦後日本 流通業のイノベーター―ファミリービジネスの業種転換事例」(サンライズ出版)が1日、発売された。

 上野家は代々、現在の長浜市川道町で養蚕業や酒造業を営んできたが、9代目当主の久一郎さんが1917(大正6)年に上京し、業種も造り酒屋(製造業)から酒卸業(流通業)に転換した。東京進出後、関東大震災(1923年)と東京大空襲(45年)で店舗を焼失する災難にも見舞わ…

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