メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

中村文則の書斎のつぶやき

首相への忖度、被害は国民に

作家の中村文則さん=宮間俊樹撮影

 首相が突然辞任する事態となった。

 このコロナ禍において、今ほど、国民にとって政治が必要な時はない。安倍首相の任期中、今ほど、トップの重要性を問われる時期はない。非常時の国家にとって避けたい事態であり、首相も相当に無念だったろう。

 支持率や政策が堅調な時に、病で辞任したわけではなかった(辞めた後に支持率上昇の珍事があったが、お決まりの同情票に過ぎず、メディアの最後の忖度(そんたく)だったのか、本来調査する意味はない)。事実上、もうどうやっても支持率は回復しない(辞めなければ上がらない)状況での辞任だった。さまざまな積み重ねの結果だが、わかりやすい「アベノマスク」が決定打だったと思う。

 あれさえなければ、ここまで支持率は下がらなかったろう。だがアベノマスクは実に安倍政権らしく、その伏線は加計学園の問題の時から既に始まっていたと思う。

この記事は有料記事です。

残り1416文字(全文1786文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「絶対に帰ってこられるから、頑張って」 キャンプ場で女児不明1年 母からの伝言

  2. 気温54.4度の衝撃 異常気象は日常に…? そんな未来で起きること

  3. ネグレクト、「親分の子」、そして薬物…高知東生さんが打ち明けた壮絶な生い立ち

  4. 俳優の斎藤洋介さんが死去 69歳 名脇役として映画やテレビドラマで活躍

  5. 松尾貴史のちょっと違和感 「菅内閣」発足 権限かさに脅す手法、早くも

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです