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コロナ禍の祇園祭・宮本組日誌

/12 神事完了、神前に報告 半纏羽織り参列 /京都

神事済奉告祭を終えて、あいさつされる森寿雄宮司=京都市東山区の八坂神社で2020年7月29日、澤木政輝撮影

 7月10日の神輿洗(みこしあらい)に始まった祇園祭の神事が同28日の神輿洗で締めくくられたことを受け、翌29日には八坂神社本殿で「神事済(しんじすみ)奉告祭」が執り行われた。文字通り「神事が済んだ」ことを神前にご報告する重要な神事であるが、昔から神社お膝元の宮本組だけが参列する決まりになっている。

 祇園社の門前に茶店が建ち並んだのは室町時代以前からだとされるが、現在の祇園花街が形成されたのは、鴨川に「寛文新堤(かんぶんしんてい)」が築かれて町地が広がった江戸時代前期のことだ。以来、祇園町の住人が神様のお旗本として神社を護持し、神輿を先導する役割を担うようになった。宮本組の起こりである。

 明治維新で社家が廃されて神職の規模が縮小すると、結果的に代々神様に仕える宮本組の存在意義が高まることになった。官祭であった祇園祭は氏子の私祭とされ、清々講社が組織されて全区域の氏子が神輿に供奉(ぐぶ)するようになったが、神事は神社が主宰し、宮本組が補佐する。例えば神輿洗は、経費を含めて全面的に宮本組が差配する神事だ。神輿洗に始まり神輿洗に終わる神事の完了を宮本組がご報告する、という神事済奉告祭の…

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