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紀伊半島豪雨9年

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紀伊半島豪雨9年

/上 人工林を広葉樹林に 防災効果と美しさ求め 100年先見据え里山づくり 天川村・坪内地区 /奈良

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天川村の坪内地区で植樹活動を進めている西岡さん(左)と井頭さん。奥に見える山肌は、2011年9月の紀伊半島豪雨で深層崩壊を起こした箇所=奈良県天川村坪内で、萱原健一撮影
天川村の坪内地区で植樹活動を進めている西岡さん(左)と井頭さん。奥に見える山肌は、2011年9月の紀伊半島豪雨で深層崩壊を起こした箇所=奈良県天川村坪内で、萱原健一撮影

 県内で24人の死者・行方不明者を出した2011年9月の紀伊半島豪雨から9年。天川村では、坪内地区で天ノ川(熊野川)が氾濫して1人が亡くなり、山腹の深層崩壊で川がせき止められ、浸水被害が出た。地区の住民たちは、自然災害の怖さを後世に伝えると共に、放置された人工林を災害に強い広葉樹に植え替える植樹活動に乗り出した。100年先を見据えた里山づくりが始まっている。【萱原健一】

 坪内地区は全国から信仰を集める天河神社(天河大弁財天社)を中心とした約60世帯の集落。村の有志12人が今年6月、1000本のもみじの植樹を目指し、「斎庭(ゆにわ)」(神を祭るため清められた所)を発足した。共同代表の西岡満さん(68)と井頭東洋さん(71)は「四季を感じられる里を作りたい」と話す。

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