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ロシア反体制派ナワリヌイ氏襲撃は毒殺未遂 独政府断定、非難し説明求める

モスクワで演説するロシア反体制派指導者ナワリヌイ氏=2019年7月20日、AP

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 ドイツ政府は2日、意識不明の状態でベルリンで治療を受けているロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)について、猛毒の神経剤ノビチョクと同じグループに属する物質で襲撃されたと発表した。ドイツ連邦軍の研究所による解析で「疑いのない証拠が得られた」という。ドイツ政府は声明で襲撃を厳しく非難し、ロシア側に早急な説明を求めた。

 メルケル首相は2日の記者会見で「ナワリヌイ氏は毒殺未遂事件の被害者だ」と述べ、今回の問題を明確に「犯罪」と位置付けた。そのうえで、今後は欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)とも対応を協議すると述べた。

 ナワリヌイ氏は8月20日にロシアの空港で紅茶を飲んだ後、国内線の旅客機内で意識を失って入院。同22日に治療を受けるためベルリンへ搬送された。

 ノビチョクは旧ソ連が開発した化学兵器。2018年に英国で起きた英国側ロシア人スパイとその娘の暗殺未遂事件でも使用された。この事件で英政府はロシア当局の関与を指摘したが、ロシア側は否定。だが今回の事件でも同種の神経剤の使用が確認されたことで、ロシア政府の関与を疑う声は高まるとみられる。

 タス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は2日、「ドイツ側と完全に協力し、情報交換する準備ができている」と表明。一方で「ドイツ移送前に我が国でも検査したが、毒物は検出されなかった」とも強調した。【前谷宏、ベルリン念佛明奈】

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