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この国に、女優・木内みどりがいた

<4>キューバの革命広場で「原発やめろ」「安倍政権を許さない」

ハバナの革命広場で右手を掲げ「原発絶対やめろ」「安倍政権を許さない」と叫ぶ木内みどりさん=2016年9月

 女優の木内みどりさんがパレスチナ自治区の次に、「辺境」を旅したのは東南アジアだった。ここで彼女は「人生最大のピンチ」を迎える。有機農業の視察で3番目に訪れたキューバでは、ハバナの革命広場に立って「原発絶対やめろ」「安倍政権を許さない」と叫ぶ姿が目撃されている。キューバ革命成功の鍵がラジオにあったことを知り、彼女は後にウェブラジオ「木内みどりの小さなラジオ」を開局する。【企画編集室/沢田石洋史】

 タイとミャンマーを巡る旅で、タイ北部のロー・チョー村を訪れたのは2015年4月のこと。タイ、ラオス、ミャンマーが国境を接する「ゴールデントライアングル」にあるこの村で、オイシックス・ラ・大地(本社・東京)は、山岳民族のラフ族が経営する農場を支援している。視察に同行した木内さんは、村人との会話を通じて、彼らが迫害を逃れてこの地にたどりつき、「ラフ国」として独立するのが夢であることを知る。ここでも彼女はいろいろなことを旺盛に学ぶのだが、大きな試練に直面した。劣悪なトイレ事情だ。今年6月に出版された彼女の著書「またね。――木内みどりの『発熱中!』」(岩波書店)に、この旅を振り返ったこんな記述がある。

 <この村の家に泊めていただいた晩は、ちょっと、心のギヤチェンジを3回くらいしました。眠る部屋に25センチくらいのトカゲのような動物「トッケイ」がいて鳴くのです。それに、トイレ。外にあって夜は真っ暗だから懐中電灯を持っていきます。トタン板のドアが閉まりませんし、鍵はありません! 最悪の場合に、と用意していった「紙おむつ」を生まれてはじめて使用しました>(抜粋、以下同)

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