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この国はどこへ コロナの時代に 元外務省主任分析官・佐藤優さん 内向き思考、格差拡大

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作家の佐藤優さん=東京都渋谷区で2018年4月18日、長谷川直亮撮影
作家の佐藤優さん=東京都渋谷区で2018年4月18日、長谷川直亮撮影

命の価値異なる事態顕在化

 新型コロナウイルスは大小の波を繰り返しながら今秋以降も感染が続きそうな気配である。流行の中長期化に伴い、国や社会、個人のあり方も変わりつつある。人同士の接触が減る中、私たちは他者との関係をどう保っていくべきなのか。コロナ感染の再拡大が現実味を帯びてきた6月末に「ウイルスと内向の時代」(徳間書店)を出版した元外務省主任分析官で作家の佐藤優さん(60)に聞くと、苦笑いしながらこう切り出した。

 「最近、コロナ対策のアクリル板をよく見かけますよね。あれを見ると、東京拘置所(の面会室)を思い出します」。佐藤さんは背任事件で逮捕、起訴され、512日間勾留された経験を持つ。ほとんどの人は人生で知ることのないであろう体験談。少し戸惑いながら聞いていると、「雑誌の対談などでも相手の方との間に設置されますが、またアクリル板越しに会話するとは思いませんでしたね」と、話は続いた。

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