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九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

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九州豪雨 つなぐ、日刊町内報 熊本県人吉・下新町

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手作りの「しんばば便り」を配る町内会長の家城正信さん。一軒一軒届けることで「住民の異変や孤独死に気づく効果もある」と話す=熊本県人吉市下新町で2020年9月2日午後5時10分、浅野翔太郎撮影
手作りの「しんばば便り」を配る町内会長の家城正信さん。一軒一軒届けることで「住民の異変や孤独死に気づく効果もある」と話す=熊本県人吉市下新町で2020年9月2日午後5時10分、浅野翔太郎撮影

 7月の九州豪雨で大きな被害を受けた熊本県人吉市下新町(しもしんまち)の町内会長、家城(いえき)正信さん(69)は災害直後からほぼ毎日、支援情報や生活情報などを載せた情報紙を手作りし、一軒一軒届けている。豪雨発生から4日で2カ月。家城さんは「町の復興には地域のきめ細かい情報が欠かせない」と語る。

 人吉市中心部に近い球磨川沿いに住宅や商店、病院など約60軒が並ぶ下新町は、7月4日の球磨川の氾濫によりほとんどの建物が浸水被害を受けた。自宅がやや高台にあり浸水を免れた家城さんは、当日から自宅を「災害支援ステーション」として開放。ボランティア活動や支援物資の配給拠点として提供することにした。同時に始めたのが、旧地名を冠した町内会報「しんばば便り」の「人吉水害版」を発行することだった。町内会長として月2回程度パソコンで作成していたA4用紙1枚の町内会報の臨時版の位置づけだ。

 <ボランティア募集 下新町の水害は、誰も経験したことのない大災害となりました>

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