連載

つむぐ平和

広島で平和を願う人たちの思いを伝えます。

連載一覧

つむぐ平和

広島二〇二〇/18 亡父の被爆体験、詩に 末国正志さん(63)=三原市 /広島

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
被爆者の父を語る末国正志さん=広島県三原市で、渕脇直樹撮影
被爆者の父を語る末国正志さん=広島県三原市で、渕脇直樹撮影

末国正志(すえくに・まさし)さん

 広島で14歳の時に被爆し、葛藤を戦後も胸中に押しとどめ続けた父品吉さんを描いた「耳も眼も鎖(とざ)して」が、優れた現代詩に贈られる第30回伊東静雄賞に今春選ばれた。品吉さんは当時の状況を公にすることなく75歳で死去。死の直前にその理由を知った末国さんは「父のように、多くを語れなかった被爆者にも思いをいたしてほしい」と話す。

 品吉さんは勤労動員先の広島駅で、朝礼のさなかに被爆した。爆風の直撃は免れ、近くの山に避難した。翌日に三原市の実家に歩いて戻った。戦後は船乗りになり、53歳までタンカーの船長を務めた。

この記事は有料記事です。

残り618文字(全文889文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集