特集

九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

特集一覧

九州豪雨 筑後川、球磨川 浸水想定、マップ未改定 流域14市町村、周知不十分

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
2017年3月に公表された人吉市街の浸水想定区域図(想定最大規模)。浸水エリアが計画規模より広く、浸水の深さを表す色も濃い=国土交通省八代河川国道事務所ホームページより
2017年3月に公表された人吉市街の浸水想定区域図(想定最大規模)。浸水エリアが計画規模より広く、浸水の深さを表す色も濃い=国土交通省八代河川国道事務所ホームページより

 7月の九州豪雨で氾濫した球磨川と筑後川の本流に面する23市町村の6割が、水防法で定められたハザードマップの改定をしていなかったことが判明した。国は近年の豪雨災害を踏まえ、2017年に球磨川と筑後川の浸水想定区域を拡大。市町村は速やかにハザードマップを改定して住民に周知する義務があるが、これらの市町村では周知が進んでいなかった。専門家は逃げ遅れなど被害の拡大につながったとみている。熊本県南部を中心に甚大な被害が出た九州豪雨は4日、発生2カ月を迎えた。

 「まさかここまで水が来るとは」。熊本県人吉市の西端、瓜生田(うりゅうだ)地区の60代女性は憤りを隠せない様子だった。地区は市が17年2月に作った「総合防災マップ」で浸水想定区域に入っていなかったが、九州豪雨では球磨川の支流・馬氷(まごおり)川が氾濫し川沿いを中心に浸水被害が広がった。

この記事は有料記事です。

残り1047文字(全文1417文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集