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菅氏単独インタビュー詳報 二階氏にNO言える? 官房長官の後任は?

自民党総裁選について毎日新聞のインタビューに答える菅義偉官房長官=東京都千代田区の衆院第2議員会館で2020年9月4日、丸山博撮影

 自民党総裁選への立候補を表明した菅義偉官房長官が4日、国会内で毎日新聞のインタビューに応じた。目指す首相像について「生の声、現場の声を聞いて、自分が政策を決める際に『国民から見て当たり前』かどうか見極めてやるのが大事だ」と強調した。また、二階俊博幹事長ら党内有力者に「NO」を言えないのではないかとの質問に対しては「そこは全くない」と強く否定した。

 インタビューは公務や総裁選に向けた活動の合間を縫って、約20分間行われた。想定される質問に対する応答要領の資料も準備されていたが、菅氏は資料にはほとんど目を落とさず、意欲を語った。主なやりとりは以下の通り。【秋山信一】

リーダー像

 --総裁選への立候補を表明された。今まで「ナンバー2」の印象が強かったが、ご自身ではリーダータイプだと考えるか。

 ◆物事をとりまとめて進めていく仕事が一番似合っているのかなと思っています。ただ、(2006年に)総務相になった時、政治家として「省庁の最高責任者になるわけだから何か一つはやろう」と思った。ずっと温めていたのが「ふるさと納税」だが、官僚は大反対で「無理だ」と言った。田舎から出てきて都会で生活する人は「ふるさとに何かの形で貢献をしたい」とか「絆を持っていたい」と思っているだろうと思っていた。それを実現するものとして「ふるさと納税」を考えていたので、それはもう大激論しましたよ。でも私の方が強かったと思っています。

 --その時にリーダーシップに自信を持ったのか。

 ◆せっかく大臣になったんだから、思ったことはやろうと思った。

 --自民党総裁選では事実上、首相を目指すことになるが、どういったリーダーを目指していきたいか。

 ◆方向性はやはり首相が出し、それに向けて、内閣一体となって進めていくような、そういう首相を目指していきたいと思っていますね。

 --リーダーに必要な要素として「強い意志と決断力」とおっしゃっていたが、非常に意志が強いのではないか。

 ◆強いですよ。

 --そこに閣僚や官僚がついてこられるか。

 ◆私は非常にオープンですから、お互いにきちっと話し合う、論争しながら。やっぱし聞く耳は持っていますから、そういうことをやっていきたいと思いますよね。

国民とのコミュニケーション

 --政策を推進するには、国民ときちんとコミュニケーションをとらないといけない。過去には毎日取材に応じる首相もいたが、情報発信で考えていることはあるか。

 ◆情報発信というよりも、多くの人から情報をまずもらうことはやっぱり続けていきたいと思いますよね。首相は国会でも当然、自らの政策について堂々とやっていかないとまずいわけですから、自分が政策を決める際、「これが大丈夫なのかどうか」ときちっと見極めるのが大事だ。私はよく「国民から見て『当たり前』が一番強い」と言っているんですけど、そこはやっぱし自分で見極めてやるのが大事だ。そのためには、いろんな方から「生の声、現場の声」がなければ、なかなか自分として判断はできない。判断する前にいろんな人から話を聞いて、これは間違いないなと思ったことをやっていく。

 --官房長官在任中、朝、昼、夜と食事の機会などにいろいろな方とお会いになっている。首相になっても続けていきたいか。

 ◆続けていきたいと思いますよ。

後任の官房長官

 --菅さんにとって、官房長官にどういった資質が必要か。

 ◆官房長官って非常に難しいと思うんです。当然、情報発信も大事な仕事ですよね。午前と午後の会見があります。国会対策もある。国対委員長との調整で、いつ内閣として法律(案)を出して、いつ上げる(成立させる)とか。そうしたことはものすごく大事です。あるいは党内のさまざまな政策、意見のとりまとめ、どういう状況になるかとか、全体を見ていなければダメだ。そういう意味で発信のうまい人もいますけど、全体として総合力が一番必要なポジションじゃないかと思いますよね。政策についても各省庁を束ねることができるのは官房長官だけですから。

 --具体的な名前は挙げづらいと思…

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