今年の多雨と酷暑が山梨県笛吹市や山梨市など峡東地域でブドウの出荷に大きな影響を与えている。長梅雨の影響でブドウの実が腐る「晩腐(おそぐされ)病」が広がったほか、酷暑で着色不良が起きたからだ。「ここまでの被害は初めて」。出荷量が大幅減となった農家からはため息が漏れる。県は被害実態を調査している。【金子昇太】
笛吹市のブドウ農園「源葡(げんぶ)園」は約6000平方メートルの畑で巨峰やピオーネ、シャインマスカットなどを栽培している。例年通り6月下旬に雨よけや害虫防止のため実を袋掛けした後、週1回のペースで農薬をまいたが、黒や赤系ブドウを中心に晩腐病が発生した。出荷できた巨峰とピオーネは例年の3~4割。同園会長の鈴木源さん(83)は「約60年間ブドウ栽培に携わってきたが、ここまでの被害は初めて」と落胆した…
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