メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

性犯罪被害者、起訴状では匿名に 刑訴法改正を検討へ 法務省

衆院本会議で金子恵美氏の質問に答える森雅子法相=国会内で2020年5月14日午後1時51分、竹内幹撮影

[PR]

 森雅子法相は4日、性犯罪などの被害者を保護するため、起訴状などに記載する被害者の名前を匿名にできるようにする法改正を検討すると明らかにした。法務省は生命や身体への具体的な危険が生じる恐れがある場合などで匿名化することを検討するとみられる。

 刑事訴訟法は、犯罪の日時や場所、手段などをできる限り特定して起訴状などに記載するよう定める。同一の罪で罰する二重処罰を防ぐ意味があり、被害者の名前も原則明記している。

 性犯罪では被害者と加害者の間に面識がない場合が少なくなく、刑事手続きの過程で加害者らに名前が知られると、被害者が不安に感じたり、再被害につながったりすることが懸念されてきた。法務省によると、捜査現場では警察や検察が逮捕状や起訴状に被害者親族の名前と続き柄を表記するなどの運用で工夫しているが、裁判官によっては被害者の実名を明記するよう求めることがあるという。

 2012年に神奈川県逗子市で女性がストーカーに殺害された事件では、男が前年に女性への脅迫容疑で逮捕された際に警察官が読み上げた逮捕状によって結婚後の姓や住所が知られたとみられ、問題になった。匿名化を巡っては、16年に成立した改正刑訴法の付則に検討事項として盛り込まれ、今年3月に設置された法務省の「性犯罪に関する刑事法検討会」でも論点の一つになっている。【村上尊一】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 全国初 レクサスパトカー GT-Rに続き会社役員が栃木県警に寄贈

  2. 五輪招致疑惑、IOC委員側に3700万円 コンサル口座から

  3. ネグレクト、「親分の子」、そして薬物…高知東生さんが打ち明けた壮絶な生い立ち

  4. 菅首相は「地方に優しくない」 潜む新自由主義と翼賛の危機 「左遷」された元官僚が伝えたいこと

  5. 「わー、よかった」明るい娘に“嫌な予感” 「キッズライン」性被害 母が証言

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです