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関西の大学で教壇に立つ気鋭の研究者4人が交代で時事問題について執筆します。

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ドイツで所得保障実験=近藤正基

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 ドイツでベーシックインカムの実験が始まった。

 ベーシックインカムとは、政府がすべての市民に対して、それだけで生活できる水準の現金を、定期的かつ一律に支給する仕組みだ。支給に条件はなく、働く意欲があるかどうか、貧しいか豊かか、国内のどこに住んでいるかなどは問われない。これは完全ベーシックインカムとも呼ばれる。他にも期間限定で支給したり所得によって支給額を変えたりするなど、さまざまなタイプがある。

 ドイツの実験では、対象者に月額1200ユーロ(約15万円)が3年間支払われる。まずは広く参加を呼びかけて、応募者の中から1500人を選ぶ。さらにここから120人を無作為に選び出し、ベーシックインカムを支給する。寄付金を元手に、複数の研究機関・団体が共同で実施する。

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