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『ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌』=川端康雄・著

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『ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌』
『ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌』

 (岩波新書・968円)

 『動物農場』『一九八四年』で有名なイギリスの作家ジョージ・オーウェルの、波乱の生涯をたどる。

 一九○三年、中流家庭生まれ。父はインド植民地の役人だった。イートン校に通うが合わない。大学は諦めビルマで警官になる。帝国主義の実態に暗澹(あんたん)とする。作家を志すが貧乏で、母が気をもむ。私も親に心配をかけたので人ごとでない。

 スペイン内乱が勃発。取材でバルセロナを訪れ革命の熱気に興奮、民兵に志願する。塹壕(ざんごう)で頭を出したら銃弾が喉を貫通、でも助かる。民兵隊はトロツキストだと共産党に粛清されかけ、命からがら脱出する。

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