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ファクトチェック

「警察官1万人に1人が黒人に射殺」は根拠不明 警官殉職の加害者は白人多く

 米国での警察官による黒人男性の殺害事件を受けた抗議デモに関し「黒人が警察官に射殺される割合は40万人に1人ぐらいだが、警察官は1万人に1人の割合で黒人に射殺されている」という情報がツイッターで拡散されている。この情報は、フォロワーが11万人を超えるアカウントが9月1日に投稿し、5日時点で約2300回リツイートされ、「いいね」が7500以上付いている。しかし、米国の統計を調べたところ、根拠不明の情報だった。【木許はるみ/統合デジタル取材センター】

 このツイートにはテニスの大坂なおみ選手が黒人差別に抗議するマスクを着用して全米オープンの試合に臨んだことを伝える記事と共に「どう考えても黒人の治安が悪すぎる」「警官も正当防衛すらできてない状態」「都合の悪い統計に目を瞑(つぶ)った発言は止めろ」などと書かれている。

 まず「黒人が警察官に射殺される割合は40万人に1人」について調べた。

 米紙ワシントン・ポストが全米各地の警察の公開記録などに基づいて集計している統計によると、2015~19年の5年間に警察官に射殺された黒人は1195人、年平均で239人となる。全米の黒人は約4200万人なので、40万人あたりに換算すると年間2.2人が射殺されていることになり「40万人に1人ぐらい」は過小評価ということになる。しかし…

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木許はるみ

1985年生まれ、愛知県出身。中日新聞、Business Insider Japan、じゃかるた新聞を経て2020年入社。外国人住民、公害、地方議会の取材をしてきた。アートや科学が好き。

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