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土地の境界を調べる専門職「土地家屋調査士」に就いて38年目。愛知県土地家屋調査士会の伊藤直樹会長(63)は長年仕事をする中で、日本人は先祖代々の土地を大切にしていると感じる。それ故に境界を巡って争いに発展するケースもある。「境界を教えることは自分の大事な使命」と熱く語る。【井口慎太郎】
土地家屋調査士は、今年で誕生から70周年を迎える法務省管轄の国家資格。土地や建物を測量し、所有者の立ち会いのもとで「筆界」と呼ばれる境界を画定させる。路上で見かける頭に赤い印がついたコンクリートのくいは筆界の証しだ。法務局への登記申請には、この筆界が欠かせない。
県土地家屋調査士会は1090人の会員を擁し、東京に次いで全国で2番目に多い。愛知県は公図が正確で、持ち家率が高いのが理由だ。1980年代後半には土地の成り立ちや所有者の変遷を調査する県土地家屋調査士会の要領が全国組織にも採用された。
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