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ストーリー

一時代築いた川内康範の素顔(その2止) 月光仮面は誰でしょう

文士然とした父川内康範(左)の隣で母智恵子さんに抱かれた春樹氏。1948年の撮影で、場所は「ボート小屋」のあった福島県いわき市の丹後沢と思われる=飯沼春樹氏提供

 

 ◆失って初めて知る父親からの伝言

 川内康範(こうはん)は歌謡詩の世界でも一時代を築いた。男女の恋情を歌ったかに聞こえる「骨まで愛して」は実は、自ら手がけた戦没者の遺骨収集をモチーフにしていた。生前親しかった芸能プロ、バーニングプロダクションの社長、周防郁雄氏(79)は話す。「『花と蝶(ちょう)』などのように骨太の耽美(たんび)派のような輝きを放っていると思えば、言葉の一つ一つに川内先生の重たい体験が横たわっている。研ぎ澄まされた言葉は、二重、三重の意味が込められている。その体験が直接、聞く者に届くわけではありませんが、そこから導き出される情感は『共感』として聞き手の感情を刺激するんです」

 康範自身、幾つもの顔があり、素顔は複雑だった。八代亜紀氏のために書いた「お父さん」という詩がある。

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