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象印マホービン 力持ちで長生き

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象印マホービンのロゴマーク=同社提供
象印マホービンのロゴマーク=同社提供

 1918年、市川銀三郎氏と弟の金三郎氏が魔法瓶の製造に興味を持ち、「市川兄弟商会」として大阪市内で開業した。ガラス魔法瓶の中瓶づくりの下請けをしながら開発を続け、23年に初めて自社製の魔法瓶を発売。商標には現在の社名につながる「象」のマークを採用した。

 象には家族愛が強く、力持ちで長生きといったイメージがあり、魔法瓶にふさわしいと銀三郎氏が決めた。当時は東南アジアなどへの輸出が大半だったため、象が現地の人に親しまれ、神聖視されていることも考慮した。

 戦後は魔法瓶の修理屋から再出発し、48年に戦後第1号製品となる卓上用ポットを開発。53年に「協和魔法瓶工業」に社名を変更した。さらに、61年に現在の社名に。前年に始まった同社提供のテレビ番組「象印歌のタイトルマッチ」が高視聴率を獲得して全国に知られるようになり、社名とブランド名を一致させることが目的だった。「魔法瓶」は硬い印象があるとしてカタカナ表記にし、消費者に親しみをもってもらえるよう工夫し…

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