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ほのぼの無人島DIY生活/貨幣の集中でいつしか独裁者
経済思想家、斎藤幸平さん(33)が時代を映す出来事に焦点を当て、この社会を考える連載。今回は、世界的なブームになっている任天堂のゲーム「あつまれ どうぶつの森」(あつ森)=*=に挑戦した。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とも連携し、気ままな島暮らしを楽しむこのゲーム。気鋭のマルクス研究者が読み解く「あつ森的ユートピア」のもう一つの側面とは。
この連載で取り上げようとしていた夏のイベントは新型コロナウイルスショックで軒並み中止に。そんな中、任天堂の営業益が「12年ぶり過去最高」という羨ましいニュースを耳にした。ゲーム機「ニンテンドースイッチ」や専用ソフト「あつまれ どうぶつの森」が、外出自粛による巣ごもり需要で大ヒットしたからという。
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