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沖縄舞台に冒険活劇 親の呪縛からの逃走=内藤麻里子

「海神の島」(中央公論新社)

 池上永一さんの『海神(わだつみ)の島』(中央公論新社、9日発売)は、充実の背景描写の中で繰り広げられるチャーミングな冒険活劇だ。笑いあり、お色気ありの一方でハードボイルドあり、核心を突いた問題提起あり。『テンペスト』(2008年)、『ヒストリア』(17年、山田風太郎賞)など、一貫して沖縄を題材に書き続ける作家が、新たに世に問う快作だ。

 沖縄に驚異の才能を持つ3姉妹がいた。「エロ」と呼ばれる長女汀(なぎさ)は、銀座の凄腕(すごうで)クラブママになった。次女の「処女」こと泉は国際的な水中考古学者に。「ロリ」こと三女の澪(みお)は地下アイドルとしてくすぶっている。この仲が良くない3人に、遺産相続の話が持ち上がる。相続人になる条件は、曽祖父が発見した「海神の秘宝」を探し出すこと。秘宝をめぐって、それぞれの能力を生かしたあの手この手の争…

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