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松尾貴史のちょっと違和感

安倍首相辞任表明 責任追及せず、ねぎらう人たち

 安倍晋三首相の記者会見での辞任表明は、何の感慨もなかった。8月28日に辞任表明かと非公式にうわさされていたので、野党議員が驚いた様子を見せても「知っていたくせに」としか思えなかった。

 安倍氏には「責任を痛感する」「責任は私にある」など、さも潔いような口ぶりだけは何十回も見せつけられてきたが、責任を全うしたり、責任を取ったりすることはただの一度もなかった。持病の潰瘍性大腸炎が悪化したという理由での辞意は、憐憫(れんびん)の情が湧く人も多いのか、安倍氏にねぎらいの言葉をかけるべきだなどという言説が噴出した。

 ひどいものでは、元国会議員の女性が、首相を批判した芸能人に対して「選挙に出て、総理を経験してから言ってもらいたい」という、それこそ空前絶後のシュールな発言をしていた。首相を経験しなければ首相を批判できないというおかしな理屈がどこにあるのか。批判できる人は、日本には海部俊樹、細川護熙、村山富市、森喜朗、小泉純一郎、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の各氏合わせて10人しかいないとは驚いた。こんなことを言う人が…

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