北海道胆振東部地震から2年 「前向きにまた1年を」 遺族ら冥福祈る

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地震発生時刻に両親と祖母が亡くなった実家近くで手を合わせる中村真吾さん(右)と弟の清人さん=北海道厚真町で2020年9月6日午前3時7分、貝塚太一撮影
地震発生時刻に両親と祖母が亡くなった実家近くで手を合わせる中村真吾さん(右)と弟の清人さん=北海道厚真町で2020年9月6日午前3時7分、貝塚太一撮影

 44人が亡くなった北海道胆振(いぶり)東部地震は6日、発生から2年を迎えた。地震が起きた午前3時7分には、被災地の各地で、家族や同僚が犠牲者の冥福を祈って静かに手を合わせた。

 最大震度7を記録し、大規模な土砂崩落がいくつも起きた厚真町。富里地区では両親と祖母を亡くした中村真吾さん(44)、清人さん(43)の兄弟が、3人の住む家があった現場で「その時間」を迎えた。土砂崩れで家は流され、今は更地。3本のろうそくと線香に火をつけ、合掌した。「前向きにまた1年進んで行かないと。どうか安心して見守っていて、と伝えました」と真吾さん。

 同じ時刻、町役場には約30人の職員有志が集まり、町内の犠牲者数と同じ37個の紙コップを庁舎の前庭に円形に並べ、中に入った小さなろうそくに点火して祈りをささげた。コップには「あの日を忘れない」「少しずつ前へ」などの寄せ書きを添えた。

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