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恋ふらむ鳥は

/95 澤田瞳子 画 村田涼平

 「讃良(さらら)さまが家(いえ)刀自(とじ)として奮闘なさるのも、それだけ大(おお)海人(あま)さまを大事に思えばこそ。ならばそのまま、お任せになればよろしいでしょう。あのお方は葛城(かつらぎ)さまに似て利発ですから、悪いようにはなさいますまい」

「あれは利発とは言わん。頑(かたく)なとか片意地とか評するのが正しいんだ」

 なあ、それよりも、と額田(ぬかた)の袖を捕らえようとする大海人の手を、額田は素早く振り払った。そのまま跳ねるように炊屋(かしきや)を飛び出し、大海人に向かって一礼した。

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