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このごろ通信

最近の朝の来訪者 住吉雅美(法哲学者)

 最近、寝覚めに脚がつることがある。オンラインの仕事で座ってばかりの上、災害級の酷暑のせいもあろう。もっともそれらを口実に、私が酒を呑(の)み過ぎてるのが最大の原因だろうが。

 痛くて嫌だが、脚がつるまでの感覚が結構面白い。私の場合、目が覚めてから「あれ、何か来るぞ」と分かるのである。自分のふくらはぎの中に多くの小動物がいて、そいつらが勝手に多方向にウニュウニュと蠢(うごめ)き出すのだ。そしてその動きが次第に強くなり、「ホラ来る、ホラ来た」と思うとビッキーン!と足指やらふくらはぎの筋肉があらぬ方向にひん曲がったり変形したりする。そのプロセスを感じるのが、最近の朝のちょっとした楽しみ(?)でもある。ちなみに脚がつったときには、踵(かかと)を前にぐっと押し出すと治る。

 「脚がつる」ことを日本語では「こむら返り」ともいう。その語源を調べてみると、「こむら」とは平安時代から見られる語でふくらはぎを指し、「こぶら」ともいうそうだ。コブラとは違うけれど、蛇がうねっているような感覚によく合っている。そして「こむら」「こぶら」の由来については、太股(ふともも)に比して小さな肉が集まっているので「小叢(こむら)」と呼んだという説や、盛り上がった肉を表す瘤(こぶ)に「ら」を付…

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