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東京二期会がオペラ再開 コロナ逆手に「自由」への希求

アウシュビッツ強制収容所に掲げられた独語の標語「働けば自由になれる」。紗幕には文字も映写された

 新型コロナウイルス禍による約半年の空白期間を経て、東京二期会が3~6日、新国立劇場で「フィデリオ」を上演した。ベートーベン唯一のオペラ作品に、戦中戦後の世界の歩みを大胆に重ねた深作健太の新演出。感染対策として舞台と客席は紗幕(しゃまく)で隔てられたままだが、それをスクリーンとして活用するという逆転の発想で、「自由」への希求を重層的に描き出した。

 紗幕に映写されるのは、国旗や歴史的な事件映像など。ユダヤ人強制収容所やベルリンの壁、同時多発テロに女性差別といった「分断」が次々に投写され、コロナに覆われた現在にも通じる。圧巻は、あらゆる壁を打ち破るかのようにヒロイン・レオノーレ(土屋優子と木下美穂子のダブルキャスト)が歌い上げる「希望よ、来たれ!」。政治犯として収監された夫を、男装して(仮の名が「フィデリオ」)救い出した彼女の徳をたたえる大団…

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