会員限定有料記事 毎日新聞
もう食べられないと思うと、無性に恋しくなる味がある。母の味は特別すぎるので今回はおくとして、店がなくなり、もう手が届かないものになる時がある。この6月下旬、毎日新聞大阪本社の近くにあったビフカツの名店「インペリアル」(大阪市北区堂島)が、55年の歴史に幕を閉じた。私としては、これぞ大阪!と思うビフカツだったのだが。
7月下旬、コロナ禍でずれ込んでいた春の健康診断があり、朝食抜きで受診した。終了後の昼前、「こんな日はビフカツやな」とルンルン気分で出かけたのだが、平日なのに休んでいる。あれっと思い、店内が見える店の脇に回ると、テーブルや椅子がすっかり片付けられている。「うそやろ」と驚き、絶句してしまった。
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