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高見順賞が50年の歴史を閉じたという。小説と同時に詩をこよなく愛した高見順の精神を継いで生まれた賞。戦後の新しい詩文学を希求する軌跡がしのばれる。いま『高見順賞 五十年の記録 一九七一―二〇二〇』(高見順文学振興会刊、非売品)が私のもとに届いた。第1回受賞者、三木卓『わがキディ・ランド』と吉増剛造『黄金詩篇』から、吉原幸子、飯島耕一、入沢康夫、白石かずこ、新藤凉子、安藤元雄、高橋睦郎、井坂洋子、小池昌代らから精鋭の杉本真維子まで、受賞者が生んだ詩集の重み…
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