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「マスク練習中」マーク考案 母親「発達障害児の特性を理解して」 携行し意思表示

マスクをつける練習中であることを示すマークと、考案者の前田香さん=和歌山市で2020年8月25日、木村綾撮影

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 感覚が過敏だったり環境の変化に対応することが苦手だったりして、マスクをつけられない発達障害の子供らに利用してもらおうと、和歌山市の前田香さん(36)が「マスク練習中」と意思表示するマークを作った。インターネットから無料でダウンロードでき、印刷してパスケースなどに入れて表示してもらう。

 新型コロナウイルス対策でマスク着用が求められるなか、つけない人へのバッシングも起きており、マークを身に着けることで周囲に理解を促す狙いだ。自身も発達障害の長男を育てる前田さんは「さまざまな理由でつけられない人がいることを知ってほしい」と話している。

 前田さんは2019年9月に起業し、発達障害や感覚過敏の人向けの服作りに取り組んでいる。新型コロナの感染が広まった4月以降、マスクひもが耳に当たるのを嫌がる子供たちのために、耳にかけないマスクの作り方などをウェブサイトで紹介してきた。

 小学5年の長男凛太朗さん(10)もマスクが苦手。新型コロナの感染拡大前、大好きな給食の準備時間だけつけることから練習を始めて、徐々に長い時間でもつけられるようになっていた。

 しかし、感染の拡大で学校が休校になるなど環境が変化すると、ストレスでマスクをつけることができなくなったという。

 「全くつけられないわけではないし、練習したらできる子も多いが、人より少し時間がかかってしまう」と前田さん。そんな発達障害児の特性を理解してほしいと、「練習中」マークを作ることにした。

肌触り良いケースも販売

 マークは子供のイラストに「マスクをつけるれんしゅうちゅう」と書かれたもの。名刺サイズで、ウェブサイト「fukufuku312」からダウンロードできる。感覚過敏の人も身に着けられるよう、肌触りの良い素材で作ったパスケースも販売している。

 前田さんは「マスクをつけられない理由は人それぞれ。発達障害児に限らず、必要な人に使ってほしい」と話している。【木村綾】

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