台風10号、出されなかった「特別警報」 発令基準を下回った原因とは

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台風10号の影響で多くの公共交通機関が運休となり、閑散とするJR博多駅=福岡市博多区で2020年9月7日午前8時44分、猪飼健史撮影
台風10号の影響で多くの公共交通機関が運休となり、閑散とするJR博多駅=福岡市博多区で2020年9月7日午前8時44分、猪飼健史撮影

 台風10号について、気象庁は当初、九州に接近する際に「特別警報」を出す可能性があるとしていたが、実際の勢力は発令の基準を下回った。台風10号はなぜ特別警報級の勢力にならなかったのか。

 台風は中心気圧が低いほど勢力が強い。台風の特別警報は、中心気圧が930ヘクトパスカル以下、または中心付近の最大風速が50メートル以上(沖縄・奄美、小笠原諸島は中心気圧910ヘクトパスカル以下、または最大風速60メートル以上)の勢力で接近したり、上陸したりする場合に出される。

 気象庁によると、台風10号は5日正午ごろには中心気圧920ヘクトパスカル、最大風速50メートルの特別警報クラスの勢力で日本の南の海を北上していたが、鹿児島県・屋久島の南南西約110キロにあった6日午後3時時点では、中心気圧が945ヘクトパスカルと想定よりやや勢力が弱まった。その理由について、竹見哲也・京都大准教…

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