メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

台風10号 2人死亡、4人不明 九州中心に102人が重軽傷

土砂崩れで住民ら4人が行方不明になった現場(画面下)=宮崎県椎葉村で2020年9月7日午後6時11分、本社ヘリから山田尚弘撮影

[PR]

 大型で強い台風10号は7日、九州全域と中国地方の一部を暴風域に巻き込みながら九州西側の海上を北上した。鹿児島、佐賀各県で1人が死亡、宮崎県で土砂崩れに巻き込まれた男女4人が行方不明になっている。毎日新聞の集計では九州を中心に102人が重軽傷を負った。暴風などに伴う停電が広範囲で発生し、九州や四国ではピーク時(7日午前6時現在)に約50万戸が停電した。

 鹿児島県阿久根市では6日、同市の女性(77)が側溝に転落しているのが見つかり、死亡が確認された。知人宅に避難する途中だったという。佐賀県鹿島市では50代男性が死亡した。6日に窓などを補強するため自宅の屋根に上っていた際に転落したとみられる。

 宮崎県椎葉村下福良(しもふくら)では6日夜、村道沿いの斜面が崩れ、建設会社「相生(あいおい)組」事務所と隣接する住宅が押し流された。住宅などにいた5人のうち70代男性が重傷。60代の妻と30代の長男、いずれも外国人従業員の20代男性2人の安否が分からなくなっている。

 長崎県五島市では避難所の窓ガラスが割れて50~90代の男女4人が軽傷を負うなど強風によるけが人が相次いだ。各県のけが人(7日午後10時現在)は、熊本19人▽長崎15人▽福岡13人▽鹿児島12人▽兵庫8人▽宮崎、山口、佐賀各7人▽徳島6人▽大分、広島各2人▽岡山、愛媛、和歌山、島根各1人。

 気象庁によると、長崎市では7日午前2時前、観測史上最大となる59・4メートルの最大瞬間風速を観測した。佐賀市では41・6メートルの最大瞬間風速を観測するなど各地で暴風に見舞われた。降り始めからの雨量は、宮崎県美郷町599ミリ▽熊本県湯前町356ミリ▽高知県仁淀川町352ミリ――に上った。

 九州電力によると、7日午前6時には鹿児島県で20万9450戸、長崎県で17万3770戸と、いずれも県全体の約2割で停電が起きた。停電は九州全域に及び、完全復旧は9日以降になる見通し。

 交通機関も乱れた。JR九州は九州新幹線と在来線の全線で、JR西日本は山陽新幹線の広島―博多間で終日運転を見合わせた。

 台風10号は日本海を北上し、8日午前中には中国東北部で温帯低気圧に変わる見通し。【平川昌範】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 杉田水脈氏 性暴力被害者巡り「女性はいくらでもうそ」 問題発言繰り返す背景とは

  2. 「やる気ないなら担当変える」河野行革相、放送規制改革で文化庁に発破

  3. 西武、異例の8人リレーで最少失点 二回にリリーフの中塚「正直びっくり」

  4. 虫歯治療後に2歳死亡 福岡の小児歯科元院長を近く在宅起訴へ

  5. 医師と歯科医師24人を行政処分 厚労省発表

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです