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読書日記

今週の筆者は文化人類学者・上田紀行さん 自ら考え決定する社会へ

上田紀行 文化人類学者 東京工業大リベラルアーツ研究教育院長=東京都目黒区で、北山夏帆撮影

 *8月11日~9月7日

 ■長期政権のあと(佐藤優、山口二郎著・2020年) 祥伝社新書・968円

 なぜ安倍政権は憲政史上、最長の政権となったのか。長期政権の後には何が待っているのか。元外務省主任分析官の佐藤氏と法政大教授の山口氏が歴史から読み解く。

 コメンテーターを務めるニュース番組のスタジオで安倍晋三首相の辞任会見を見ながら、不思議な感慨にとらわれていた。この長期政権はわれわれに何をもたらしたのか。いざ政権が終わるとなると、よく分からない。

 いちばんの目玉であったアベノミクスにしても、確かに株価は2倍になった。でも円建てでは株価は高いが、ドル建てでは上がっていない。海外に行くと物価の高さに驚くようになった。アジア諸国もかつてほどは安いと感じられない。欧米のホテルはバカ高い。国際的には日本人は明らかに貧乏になった。だからこそ「割安」な観光地として外国人観光客が押し寄せたわけだ。みんなが貧乏になりながら雇用は確保されたように見えるが、団…

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