連載

びわ博

毎日新聞デジタルの「びわ博」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

連載 びわ博

こだわり展示の裏話/67 博物館の「生き証人」開館当時の案内板=琵琶湖博物館 中井克樹・専門学芸員 /滋賀

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

眺望変えた樹木の成長

 琵琶湖博物館が建つ烏丸(からすま)半島は、もともと湖に突き出したヨシの茂る砂地だった場所に、湖底の浚渫(しゅんせつ)土を積み上げた埋立地です。第2期リニューアルで設けられた樹冠トレイルからの素晴らしい眺望は、この標高差のおかげでもあります。

 24年前となる琵琶湖博物館の開館に先立ち、博物館の敷地内で屋外展示の準備も始まりました。建物の西側から北側にかけてのエリアは、長い歴史を通じて琵琶湖を取り囲んできた「太古の森」「縄文・弥生の森」として、それぞれの時代にふさわしい樹種が選ばれて植えられました。現在も県内に生育する在来樹種の苗は、なるべく県内から調達されました。

 2階建ての二つの建物をつなぐ、C展示室への連絡通路からは、左手に屋外展示や琵琶湖の景色が望め、通路の中ほどに案内板が設けられました。A・B展示室で琵琶湖の生い立ちと歴史をたどった後、現在の環境を扱うC展示室に入る前、今の琵琶湖の風景を見て、現在に戻ってもらうための演出効果にも期待したものです。

この記事は有料記事です。

残り565文字(全文1008文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集