メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「二つの結び方覚えるだけ」変幻自在の風呂敷エコバッグに注目 札幌市で活用講座

風呂敷エコバッグ講座を受ける人たち。中央は講師の小倉マカナさん=札幌市白石区で2020年7月29日、貝塚太一撮影

[PR]

 プラスチック製レジ袋の有料義務化が始まって2カ月。エコバッグなど、持ち運びできる買い物袋の需要が高まる中、昔からある「風呂敷」が注目されている。

 札幌市白石区の個人宅で風呂敷の活用講座が開かれていた。講師は、風呂敷やてぬぐいを使った育児法を伝える団体「結び屋ゆいく」の風呂敷ライフプランナー、小倉マカナさん(48)。新型コロナウイルスの影響で大人数の講座は開けなくなったが、感染防止策をしながら少人数での講座を再開させた。

コンビニバッグ=札幌市豊平区で2020年8月27日、貝塚太一撮影

 この日は主婦3人が受講。一つの風呂敷が、「真結び」と「ひとつ結び」という二つの基本的な結び方を覚えるだけで、いろいろな形のバッグに変化していった。小倉さんは「風呂敷は形に合わせて変幻自在に変化する」と実践して見せた。参加者からは「かわいい」「おしゃれ」など、買い物袋やコンビニ袋、バッグやウエストポーチに形を変える姿に感嘆の声が上がった。白石区の主婦、吉田裕子さん(40)は「すごく楽しかった。かわいくて実用的。お弁当が傾かないコンビニ袋は使いたい」と話した。

 小倉さんは美幌町出身で、祖母の影響で幼少の頃から、風呂敷に触れてきたという。講座を始めて5年たつが今年は、会員制動画サイト「ユーチューブ」での配信を始めたり、ウェブ会議システムでのオンライン講座も講師仲間らと始めた。

巾着型バッグ=札幌市豊平区で2020年8月27日、貝塚太一撮影

 7月の有料化以降、京都市下京区の風呂敷メーカー「三陽商事」は「7月上旬の1週間で在庫が4割なくなるほど一気に売れた」と説明。小売店でも同様で、札幌市中央区の和装小物専門店「コモノハナ」は「いままで風呂敷を気にされたことなかった人が、今回足を止めて購入されることが多く、有料化開始の7月は前年比約5倍売れました」と話す。

 ゆいくは胆振東部地震発生後に被災地や札幌市内などで災害時での風呂敷利用を伝えるチャリティーイベントも開いた。小倉さんは「防災頭巾やリュック、マスクなど災害時に数枚持っておくだけで役立ちます。デザインも豊富でおしゃれなものも増えました。たった一枚の布が用途に合わせて変化する風呂敷の包容力を知ってほしい」と魅力を訴えた。【写真・文、貝塚太一】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 真面目なラブホテル苦境 給付金もGoToも対象外 「推奨されていい」はずなのに

  2. 最速154キロでも公式戦出られず 異例の「準硬式」投手にスカウト注目

  3. 「僕が駅を利用しない方がもうかるのか」 疎外感訴える障害者 無人駅巡りJR九州提訴へ

  4. ジャパンライフに8000万円投じた女性 「安倍首相らが広告塔なので信用」

  5. 大坂なおみ選手起用「かわいさ」狙った広告に集まった批判 その背景は

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです