高級魚イサキの完全養殖成功 京都府立海洋高マリンバイオ部が7年間取り組み

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水槽内で泳ぐ完全養殖されたイサキの稚魚=京都府宮津市上司の府立海洋高で2020年9月3日午後5時14分、松野和生撮影
水槽内で泳ぐ完全養殖されたイサキの稚魚=京都府宮津市上司の府立海洋高で2020年9月3日午後5時14分、松野和生撮影

 京都府立海洋高(宮津市上司)マリンバイオ部の生徒たちが、7年間にわたり取り組んできた高級魚・イサキの完全養殖に成功した。釣り愛好者に人気があり、広く養殖もされているが、高校生による成功例はないという。

 夏の魚の代表格といわれ、脂がのった白身が特徴。幼魚には体表に黄色いしま模様がある。マダイやヒラメに比べ、ふ化直後は口が小さいため餌には極めて小さなプランクトンが必要で、種苗生産は難しいとされている。成魚になるまで4~5年かかるという。

 部員たちは2013年8月、調査のため同校桟橋で実施したサビキ釣りで、アジに交じったイサキの稚魚数匹を捕獲した。管理しながら成魚まで育て、17年夏に産卵・ふ化に成功。20年6月には、この成魚から産卵・ふ化させ、完全養殖に成功した。約50匹の稚魚は、体長5センチ前後にまで成長している。

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