性別変更に揺れる小林空雅さん追う 自分らしさとは ドキュメンタリー映画、横浜で公開
毎日新聞
2020/9/8 13:26(最終更新 9/8 13:26)
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一人の若者が、自分の性別に揺れる姿を追ったドキュメンタリー映画「ぼくが性別『ゼロ』に戻るとき~空と木の実の9年間」が12日から、横浜市中区の横浜シネマリンで公開される。主人公は川崎市出身の小林空雅(たかまさ)さん(25)。かつて毎日新聞の連載「境界を生きる」に登場し、書籍化の際は表紙も飾った。性別の意味とは、そして自分らしさとは何だろうか。【五味香織】
小林さんは女の子として育ったが、小学生の時、生理やブラジャーの着用といった体の成長や性別に関わる話題に強い嫌悪感を覚えた。中学生になると、スカートの制服を着ることが苦痛だった。「何が嫌なのか分からなかった」が、やがて学校に行けなくなった。
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