秋季高校野球
県大会 中越、産大付に競り勝つ 上越は初戦敗退 /新潟
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第143回北信越地区高校野球県大会(県高野連など主催)は8日、新潟市西区のみどりと森の運動公園野球場など4球場で2回戦12試合があった。今夏の独自大会4強の4チームが初戦を迎え、上越が敗退したが、中越、日本文理、村上桜ケ丘は3回戦に進んだ。
柏崎市の佐藤池球場では2回戦3試合があった。
1試合目は今夏の覇者・中越と昨秋準優勝の新潟産大付が対戦する好カード。中越は一回に先制されたが、四回の一死満塁のピンチを無得点に抑えると、立て続けに得点して逆転。新潟産大付は九回に1点差に迫るも一歩及ばなかった。
2試合目は上越総合技術が長岡商をシーソーゲームで制した。六回、丸山が2点本塁打で突き放し、九回にダメ押しの3点を追加。長岡商はあと1本が出なかった。丸山は公式戦初本塁打で「素直にうれしい」と喜びを爆発させた。
3試合目は夏4強の上越が三条にコールド負けした。三条は逆転された直後の三回、打者一巡で再逆転。上越は5人が継投するも三条に打ち崩された。上越の関根新監督は「逆転されたこと、追加点を許したことがターニングポイントだった」と唇をかんだ。【池田真由香】
好機逃すも完投
○…夏の覇者、中越にあと一歩及ばなかった新潟産大付。主戦・西村がくやしがったのは、四回の1死満塁の好機を逃したことだ。
西村はこの回、四球で一塁に出たが、後続が遊ゴロ併殺で無得点に。「(追加点を)取れると思った。がっかりした」。気持ちを切り替えられず、その後の投球に響いた。
猛暑の汗で変化球が指にかからず、直球主体に切り替えた。しかし五、六、七回「気が緩んだ」と、2死まで取った後に得点を許した。体力を温存させようとメリハリをつけた投球が裏目に出た。
だが9回146球を一人で投げきり、強打の中越を自責点2に抑えた。最後まで肉薄した原動力はやはり西村だ。吉野公浩監督も「よくやった」とたたえた。
<新潟・みどりと森>
▽2回戦
開志学園
000311100=6
002020000=4
新潟
(開)須原、加藤晴―加藤啓
(新)高橋、梅田、金田、小林―長峰
▽三塁打 横山(新)
▽二塁打 武井、伊藤日(開)五十嵐(新)
羽茂
0000000=0
001161×=9
東京学館新潟
(七回コールド)
(羽)風間―佐藤
(東)高野、清田、野田―神保
▽三塁打 立川、四方、古俣(東)
▽二塁打 松井、古俣(東)
新津 2500033=13
農林万代 0210002=5
(七回コールド)
※農林万代は加茂農林、万代の連合チーム
(新)早川、井田、戸松―藤田
(農)周佐、長谷川、周佐―大野
▽三塁打 藤田、井田(新)皆川(農)
▽二塁打 涌井、鶴田、阿部3(新)周佐、皆川(農)
<新発田・五十公野>
▽2回戦
新潟南 0001000=1
日本文理 052002×=9
(七回コールド)
(新)五十嵐、金子―大内
(日)塚野、森本―小檜山
▽本塁打 渡辺(日)
▽三塁打 工藤、土野(日)
村上桜ケ丘
00300033=9
00000000=0
新津工
(八回コールド)
(村)近―山下
(新)阿部拓、川内―野口
▽二塁打 中川、佐藤瑠2(村)
新津南
110000001=3
20100101×=5
新潟工
(津)鈴木―山崎藍
(潟)桐生、阿部、寺沢―近藤
▽三塁打 千葉(津)谷沢(潟)
<長岡・悠久山>
▽2回戦
長農正栃 00000=0
柏崎工 3701×=11
(五回コールド)
※長農正栃は長岡農、正徳館、栃尾の連合チーム
(長)島田、梅田―河野
(柏)町田―石黒
▽二塁打 中村(長)
長岡大手
120100021=7
200300000=5
十日町
(長)荒木―細山
(十)南雲、小野塚、渡辺―根津
▽三塁打 寺島、佐藤、高橋拓(長)
▽二塁打 細山(長)根津、島田(十)
長岡
002002000=4
10102204×=10
六日町
(長)久川、根津、久川―山岸
(六)山之内、杉山―星野真
▽二塁打 大津2(六)
<柏崎・佐藤池>
▽2回戦
中越
000011100=3
100000001=2
新潟産大付
(中)渡辺恵―外山
(新)西村―田村
▽三塁打 渡辺康、河内(中)
▽二塁打 小林(新)
上越総合技術
012003003=9
021100000=4
長岡商
(上)小林―上野
(長)佐藤、結城―信賀
▽本塁打 丸山(上)
▽三塁打 斎藤(上)
▽二塁打 佐藤、小林朋(長)
上越 0130000=4
三条 0240023=11
(七回コールド)
(上)木原、吉田、松本、西沢、小山―山岡
(三)高橋麟、曽我―阿部
▽三塁打 星野、五十嵐(三)
▽二塁打 山岡(上)