- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

「仕事疲れた 1人だけいろいろせなんのはもう無理 なんで俺だけ仕込みと検査と事務全部せないかんと? なんでこんな残業せないかんと? もういやだ」。熊本県のJA阿蘇のヨーグルト工場に勤務していた男性(当時29歳)が2019年3月、スマートフォンにメッセージを残して命を絶った。男性はなぜ追い詰められたのか。遺族の声を聴き、経緯をたどった。【栗栖由喜】
「こんな形で突然亡くなるとは。上司が息子の勤務状況や健康状態の把握を怠ったための過労死だ」。父親は、男性の勤務時間などが記録された文書を手に声を震わせた。
この記事は有料記事です。
残り852文字(全文1105文字)