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消えた「アンチ安倍」地方票 思惑外れた石破氏 圧勝狙う菅氏 惨敗恐れる岸田氏

自民党神奈川県連で発送準備される総裁選予備選の投票用紙となる往復はがき=横浜市中区で2020年9月5日午前10時31分、手塚耕一郎撮影

 安倍晋三首相(党総裁)の後任を決める自民党総裁選(14日投開票)で、47都道府県連に3票ずつ割り当てられた計141票の地方票でも菅義偉官房長官(71)がリードする構図となっている。地方票への浸透をテコに局面転換を図ろうとしてきた石破茂元幹事長(63)には厳しい展開だ。石破氏と岸田文雄政調会長(63)の陣営は、候補の地方行脚や派閥所属議員の地元での投票呼びかけで巻き返そうと懸命だ。

 「東京に集まりすぎたヒト、モノ、カネを地方に分散しなければならない。東京一極集中は大きな効果があったが、これからは変えていかなければならない」。石破氏は9日、埼玉県川越市の田んぼの真ん中で「地方創生」にかける思いをぶつけた。

 この日、石破氏は埼玉県と千葉県で演説を重ね、本格的に全国行脚をスタートさせた。4度目の総裁選挑戦となる石破氏は、自身の「地方人気」に自信を持ってきた。「握手した数が票の数」が持論の石破氏。十数年前から各地の選挙戦の応援行脚に励み、12年総裁選では5人が乱立する中で全党員票の半数近い約48%の支持を獲得。党員に割り当てられた300票のうち165票を得て、安倍首相の87票を上回った。

 18年総裁選でも、現職首相との一騎打ちという不利な状況の中で約45%の党員票を獲得して「善戦」と評価され、「地方の石破」のイメージを定着させた。しかし毎日新聞の情勢取材では、石破氏は菅氏に大差を付けられそうな状況だ。

 石破氏は、最近の「次の首相」を問う世論調査では自民支持層からの支持は必ずしも厚くはなかったが、無党派層などの評価で全体のトップを走ってきた。これを受け、石破陣営は、「次の国政選挙」を見据えた国会議員が、世論の支持の厚い石破氏のもとに集まるのを待つ戦略で総裁選に臨もうとしていた。

 それが安倍首相の…

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